苦手な戦法と定石手
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
将棋とは関係ないのですが‥‥
中日ドラゴンズが1046日振りに貯金が出来ましたキタ━(゚∀゚)━!
まあ…今日は負けてしまって貯金が無くなりましたがw
とは言え一つの目標が達成できた事は評価出来ますね(^^♪
たかがそれだけの事と言えばそれまでですけど、こういった小さな積み重ねと言うのは非常に大事な事だと思います。
もちろん最終目標はここじゃないのでいつまでも浮かれていてはダメなのですが、今年は是非今までとは一味違うドラゴンズを見せて欲しいものです★
さて将棋の方はと言いますと…あんまり調子がいいとはいえません( ノД`)シクシク…
定石手を全く覚えていないので仕方ないと言えば仕方ないのですがw
定石手と言うのはある程度決まった序盤の指し方の事です。序盤でお互いの戦法が決まるので、この戦法に対してはこう指すのが良いですよ~というナビゲーターみたいなものです。
丸暗記すればいいのかも知れませんが‥‥一つの戦法に対しての定石手とかかなりの数があるんですよねぇ~💦
何気に大変なのです‥😥
もちろん体で覚える事が出来れば一番良いのですが‥‥
まあ私は四間飛車派なのでこの辺りから少しずつ覚えて行こうかと思います(`・ω・´)ゞ
中でも相手に指されたら嫌な戦法は早石田と呼ばれる戦法です。
私が後手☖(上側)で相手が7六歩、7五歩と角道の歩を突いてきた所です。これが早石田と呼ばれる戦法です。
この後相手側が7八に飛車を振って来るいわゆる三間飛車の一つの戦法なのですが、この戦法‥定石手を知らないと将棋が荒れに荒れますw
定石手で言うと色々選択はあるのですが、6二銀と上がるのが一般的みたいですね。
もちろんそんな事知らない私は4二に飛車を振ります。何が何でも四間飛車を指したいのでw
この後‥‥
4☖4二飛車 5☗7四歩 6☖同歩 7☗2二角成
8☖同銀 9☗5五角打 10☖4四角打
11☗9一角成 12☖九角成
12手目 後手☖9九角成まで
この様に定石手を知らないと12手目で既にお互いの角が陣地に成込むという荒れ模様にw
まあこれはこれでこういった将棋は嫌いではないんですけどね(*‘∀‘)
いつもこの早石田相手にはハラハラドキドキしながら対局してます(*´Д`)
この後王様を囲う事なく居玉のままで戦うことに。
途中相手のミスもありこちらペースで進める事が出来ましたが、お互いにノーガードの殴り合いみたいな感じになってました(・_・;)
駒の取り合いでしたw
54手目 後手☖7八馬まで
攻めに攻めて何とか相手に詰めろをかける事に成功しました(・ω・)ノ
この後相手の方は同金と馬を取りましたが‥実はこの馬は餌で取っちゃうと詰んじゃうんですよねぇ~
6九歩と底歩を打つのが良かったみたいです。
以下……
55☗同金 56☖同飛車成 57☗6八歩打 58☖6九銀打 59☗4八玉 60☖6八竜 61☗5八香打 62☖5九銀打 63☗同金 64☖同龍
の9手詰めです。
64手目 後手☖5九龍で詰み
あえて定石手を打たずに荒れた将棋を楽しむ‥というのもひとつですが、やはり有利に局面を進めるためにはある程度の定石手は覚えていた方がいいかもですね(*´з`)
精進しますw
対局日➡2019年4月14日 将棋ウォーズにて
対局してくださった方ありがとうございました。
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
⑱早石田(はやいしだ)
三間飛車の戦法の一つで先に歩を7五の地点まで伸ばす戦法。
対策を知らないとボコボコにやられる可能性ありますw
それ程攻撃力がある戦法みたいですね。ただし自陣も崩壊するのが早いみたいなので使いこなすにはそれなりの知識が必要みたいです。
ちなみに江戸時代の石田検校(いしだけんぎょう)という方が開発した石田流から名前がきてるみたいですね。
この後後手が振り飛車にしたい定石手は……
☖4四歩 ☗7八飛車 ☖3二銀 ☗4八玉 ☖4三銀
☗3八玉 ☖3三角 ☗2八玉 ☖2八飛車
振り飛車は向かい飛車で戦うみたいですね~
もちろんこれが全てではありませんが、頭に入れて今後の対局に生かしたいと思います✨
攻めすぎたあげく‥
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
将棋には急戦と持久戦の2種類があります。
その名の通りなのですが、急戦はお互いに攻め合う将棋。持久戦はお互い王様をじっくり囲ってから戦う将棋です。
もちろんどちらの戦いにも定石手と言うのがあるとは思うのですが、初心者の私にはよく分かりません(*´ω`)
ネットで対戦する場合はどうしても早指しになってしまうので急戦になりやすいです。
なのでどうしても攻め将棋になりやすいのですが、将棋の上達にはじっくり腰を据えて持久戦を指すのが良いのかもしれませんね✨
ただ…急戦と言っても闇雲に攻めるだけではダメです😥
初心者でやりがちなのは無理な攻めを続ける事みたいです‥
これは私もよくやっちゃいます(゚Д゚;)
攻めている時って気持ちいいんですよね~♪
だからついつい無理な攻めをしがちなんです(´;ω;`)ウゥゥ
今回は私の少し強引な攻めをした一局をご紹介します。
42手目 後手☖7六銀まで
私が後手☖(上側)で角筋から銀で攻めを開始しようとしている所です。
43☗4三歩成 44☖8八角成 45☗同玉 46☖4三飛 47☗3二角打 48☖5四角打
48手目 後手☖5四角打まで
飛車を角でサンドイッチするという珍しい形にw
もう4三の飛車を諦めて角二枚で攻めて行こうと考えてました。少し強引な攻めだと自分でも感じてはいましたが、行ったれ精神で(´∀`*)ウフフ
まあ…この辺りがダメな所なんでしょうけどw
53手目 先手☗7七歩打まで
私の強引な指し手にじっくり歩で受ける相手。こういう落ち着いた指し手が出来る点で私との実力差がはっきりしてますねw
さらに私の強引な攻めが続きます‼
54☖8七銀成 55☗同金 56☖同角成 57☗同玉 58☖6九角打 59☗7八銀打 60☖8六銀打 61☗同玉 62☖7八角成
62手目 後手☖7八角成まで
何だかもう少しで詰みそうなんですけどねぇ‥‥
そこは相手の方が上手く指されて避けられちゃいました( ノД`)シクシク…
こういった思い切りのいい手と言うのはもちろん大事だとは思いますが、さすがに今回はやりすぎちゃったかなぁ💧
ここで落ち着いて冷静に指す事が出来れば棋力もアップするんでしょうけどね(;´∀`)
対局日➡2019年2月10日 将棋倶楽部24にて
対局してくださった方ありがとうございました。
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
⑰7大タイトル戦
プロがしのぎを削って争うタイトル戦。
それぞれルール&対局数が異なります。まだ勉強不足で名前くらいしか分かりませんが、詳しい内容を今後ご紹介して行ければなぁ~と思っています★
ちなみにこの7つのタイトル一気に全て獲得した棋士は一人しかいません。
皆さんご存知の羽生善治九段です。ホントすごすぎです(・。・;
※ちなみに平成29年より叡王戦(えいおうせん)が加わり8大タイトルになりました。
居座る王
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
将棋の格言で
「居玉(いぎょく)は避けよ」
という言葉があります。
居玉と言うのは王様が初手の位置から全く動かない事です。
本来王様は一番守らないと行けない駒なので左右どちらかに移動させて金や銀で囲みます。
ですが王様が移動しないままだと、いくら金や銀で囲んでも耐久性が低いみたいですね…
もちろんあえてそういった指し方もあるにはあると思いますが、私みたいな初心者は避けた方がいいみたいですね~(;'∀')
王様を囲うというのはとても大事な事なのです✨
とは言っても相手が怒涛の如く攻めてきて、王様を囲う暇がない場合は居玉のままで戦わなければならない場合があります(*´з`)
その際にはもちろん自分の王様を常に気にしながら戦わなければいけないのですが‥‥
32手目 後手☖7六歩まで
私が先手☗(下側)で四間飛車から中飛車へ振りなおして攻めようかと考えている所です。いつもなら王様を右に寄せて美濃囲いに囲うのですが、そういった暇もなくお互い居玉のまま攻め合いになりそうです。
この後‥‥
33☗6四角 34☖同歩 ☗三歩成 36☖同銀 37☗同飛車成 38☖5二金右
39☗8三龍 40☖6二飛車
40手目 後手☖6二飛車まで
角を思い切って切っていき、銀二枚と交換。おまけに飛車もなる事が出来ました(´∀`*)ウフフ
まずまずの攻めが出来かなぁと満足してました💝
66手目 後手☖5七銀打まで
実はこの局面私に詰めろがかかってます。
☖6九龍☗同玉☖5八金打
の3手詰め。やっぱり居玉はもろいみたいです(;゚Д゚)
まあ…これはちょっと極端すぎるかもですがw
調子に乗って攻めを続けていた私は詰めろを見落として詰まされましたΣ(゚д゚lll)ガーン
さらにショックな事に後で検討してみるとこの局面私が勝っていたみたいです(゚д゚)!
‥‥いつもの事と言えばそれまでですがw
67☗5三歩成 68☖3二玉 694☗二金打 70☖同金 71☗同と 72☖同玉 73☗5三角打 74☖5一玉 75☗8一龍 76☖6一金打 77☗4二金打
77手目 先手☗4二金打で詰み
11手詰みでした。
もう何度こういった負けをした事か‥‥( ノД`)シクシク…
せめて7九に底歩をうっていればまた状況が変わったかもですね~
一手間違えば勝敗が決するというのが将棋ですが、居玉の場合はさらに注意が必要ですねφ(..)メモメモ
‥‥出直して来ますww
対局日➡2019年2月10日 将棋倶楽部24にて
対局してくださった方ありがとうございました。
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
⑯銀冠(ぎんかんむり)
振り飛車側の囲いの一つで高美濃囲いを発展した形。その名の如く王様が銀の冠をかぶって見える囲いです👑
これが高美濃囲い。ここからさらに2六歩 2七銀 3八銀 と指して‥‥
ほら!王様が銀の冠を被ってる様に見えますよね✨
1六の歩を突いていればさらに逃げ道が出来て王様が詰まなくなるみたいです。
上部に強いので端攻めにも耐久性あり。振り飛車で指す手が無い場合は、この形まで囲うのもアリですね♬
ただ下段の耐久性はかなり低いので終盤に飛車を渡した時はかなり注意が必要です。
飛車さんご機嫌ですね♪
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
私は将棋の戦法として四間飛車に美濃囲いを使用してます。と言うよりこれしか知りませんw
色々と戦法と囲いを覚えないといけないのは分かっているのですが、中々頭がついていきません(´∀`*)ウフフ
将棋の終盤力も大切ですが、まずこういった序盤を大切にしないとあっと言う間に勝敗が決してしまいますからね~
頑張って覚えて行きたいと思います(`・ω・´)ゞ
振り飛車の中でも一番攻撃力があるのはやっぱり中飛車でしょうかねぇ…
私が後手番☖(上側)で相手が5八に飛車を振ってきたので、私も対抗して5二に飛車を振った所です。
王様の頭上に飛車を振る…これが中飛車です。実践で指すのは全くの初めてでした。
もちろん定石手とか全く知りません(/ω\)
ただ何となく破壊力あると言うのだけは聞いたことあったので、この後の展開にドキドキものでした💘
この中飛車戦法の種類の中にゴキゲン中飛車(ごきげんなかびしゃ)と言うのがあります。
初めてこのネーミング聞いたときは、勝手にネット上でつけられたニックネーム的なものかと思っていました(゚Д゚;)
お堅い将棋界にごきげんって…ありえないでしょうって思っていたんですが、実際にホントにあるんですよねぇ(゚д゚)!
普通にテレビで解説者が言ってましたw
この他にも……
ダイアモンド美濃、カニカニ銀、パックマン等々……他にもちょっと変わったネーミングの戦法や囲いがたくさんあります。
私の勉強不足でどういった戦法や囲いなのか分かりませんがちょっと意外でしたね(;´∀`)
少しずつ勉強してご紹介出来ればなぁと思います♪
36手目 後手☖5五歩まで
今回の戦法がゴキゲン中飛車なのかどうかはちょっと不明ですが、何だか5筋で戦いが始まり激戦になりそうな予感。
どちらがご機嫌状態になるんでしょうか('ω')
この後……
37☗同歩 38☖同銀 39☗同銀 40☖同角 41☗6四銀打 42☖4四角
43☗4五歩 44☖3三角 45☗3五角 46☖5六銀打
46手目 後手☖5六銀打まで
飛車先から攻めようと私が銀を打った所ですが、相手の角が遠目から狙っているのが気になりましたね…
あんまり私はご機嫌にはなれなかったので相手の方はご機嫌だったと思いますw
まあ…想像はしていましたが激しい将棋になりそうです。
81手目 先手☗4四角まで
やっぱり激しい攻防戦が続きました(;´Д`A ```
ちょっと押され気味でしたが、飛車も1九に成ることが出来て次に4六桂馬打と攻めて行こうと思ったのですが……なんと4四に角がいました(゚д゚)!
そして…飛車を取られてジ・エンド😢
相手はさぞご機嫌だったでしょうね~(´;ω;`)ウゥゥ
112手目 後手☖6二金引まで
色々駒を打ったりして粘ったのですが…とうとう詰み筋がある状態に。
以下……
113☗同飛成 114☖9三玉 115☗9二金打 116☖同香 117☗二銀打
118☖同金 119☗同龍 120☖8四玉 121☗7五金打
9手詰めでした。
今回実践で初めて中飛車をやってみましたが、展開が早くてホント攻撃中心の戦法だと感じましたねぇ…
もちろんもっと上手いやり様はあったと思いますがなかなか楽しめました♪
次回やるとしたらご機嫌ルンルンで指せるようにしないとですね~☆彡
対局日➡2019年2月10日
将棋倶楽部24にて
対局してくださった方ありがとうございました。
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
5筋に振る中飛車戦法のひとつで略称はゴキ中。
ゴキゲン中飛車の基本の形。
5筋の歩を相手側に迫らせて、なおかつ相手の角道を歩で防ぐ…慣れてないとすごく怖い戦型ですね。下手をするとあっという間に決着がつくかも(・・;)
囲いは美濃囲いが相性がいいみたいです。
6九の金が浮いてしまうので相手に狙われやすいが、基本攻撃的な戦型なので細かい事は気にせずガンガン攻めるのもいいかもですね~。
まあ…さすがに金は細かくないのでタダで取られそうになったら受けておく方が無難ですw
突くのはオッケ~よ👌
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
う~ん……
将棋の調子の方はと言いますと、相変わらず詰み筋を見逃してすでに勝っている勝負をややこしくしています💦
直感でこれで行ける!って指した手が大悪手だった……
というのがここ最近よくあります( ノД`)シクシク…
勝負に勝った瞬間はとても嬉しいのですが、後で局面を振り返ってみて詰み筋があったのに気づくと…
「何でこの手にきづかなかったんだろう…バカバカ!!」
と嬉しい気持ちがすっ飛んでしまいます( ゚д゚)
まあ実力不足と言えばそれまでなのでしょうけど…今ちょっと終盤力という壁にぶち当たっている感じがします😩
だからと言って将棋が嫌になった訳ではありませんよ~
むしろ奥が深いゲームと感じてますます虜になっています♬
駒を動かすのは簡単だけど、その先の動きを読むのはすごく難しい将棋。
これからも色んな人と楽しく対局していきたいなぁと思ってます✨
今回は私が見逃した詰み筋でチョット変わった詰みがあったので紹介します。
まあ…そこまで珍しいものではないかもしれませんが💧
60手目 後手☖4二金まで
私が先手番☗(下側)で☗7二飛車打に対して後手が4二金と王手を受けた所です。実はここで詰み筋がありました!
私は思い切って4二角成と角を切っていきましたが…モチロンそれはハズレですw
4一角打が正解だったみたいです。以下…
61☗4一角打 62☖同玉 63☗4二角成 64☖同銀 65☗5二金打
66☖3二玉 67☗4二金 68☖3三玉 69☗3二金 70☖2四玉
71☗1五銀打 72☖3五玉 73☗4六銀 74☖2五玉
74手目 後手☖2五玉まで
もう相手の王様の逃げ道はありません。将棋のルールで打ち歩詰めという禁止事項があります。歩を打って王手をかける事はいいのですが、歩を打って王様が詰んでしまったら反則負けとなっちゃうんですよねぇ…(゚Д゚;)
たかが歩ごときに首を取られる訳にはいかないって事ですかね(;'∀')
ただ例外があって、今回の様に盤面上にある歩を動かして王様が詰むのはオッケーなのです(*'ω'*)
これを突き歩詰めと言います。その名のごとく歩を突いて詰ます事です。
歩で王様を討ち取る事が出来ました!!
将棋で一番弱い駒ですが、だからと言ってただの雑魚キャラではないという事ですね(*´∀`*)
ただ…先ほど書いた打歩詰めや二歩(同じ縦列に歩が2つ)といった歩ならではの反則行為があるので注意が必要です。
それにしてもこんな見事な詰み筋を見逃すなんて…
なかなか壁は高そうですw
対局日➡2019年1月24日
将棋倶楽部24にて
対局してくださった方ありがとうございました。
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
⑭ふんどしの桂(ふんどしのけい)
桂馬の独特な動きを利用して駒を両方取る事が出来る状態の事。
桂馬は結構取ったり取られたりする駒なので、相手に渡したら常に駒の位置関係を注意する必要があります。
逆に上図の様に桂馬を活用できれば優勢に局面をすすめられそうですね✨
ちなみに何でふんどしって言うのか調べた所…桂馬と取られる駒の位置関係をなぞるとふんどしに見えるからだそうですw
紐をつけてみましたが…ふんどしに見えるかなぁ👀
というよりもう少しネーミングセンスをw
【さんかく桂】とか…
これもなかなかのネーミングセンス悪いですけど(´∀`*)ウフフ
撒き餌の飛車
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
皆さんは【撒き餌の策】というのをご存知でしょうか?
三国志に出てくる策略の一つですがその名の通り、餌をまき散らしてそれに群がってきた敵を囲んで仕留める!という策略です。
ちなみに三国志の撒き餌にあたるものは武器や防具やお米であって、それをわざと捨てて逃げ出して敵が拾いに来たところを一網打尽にする。
こういった作戦……だったはずですw
多少ニュアンスは違うとは思いますが、要は囮作戦みたいなものかと思います。
それに似たような一局があったのでご紹介します。
51手目 後手☖1五歩まで
私が後手番(上側)で端攻めを仕掛けた所です。相手の王様の囲いは香車の下に王様を持ってきて囲う穴熊という囲いです。
この囲いには端攻めが有効だという事をちらっと聞いた事あったので、銀があがって香車の走りが鈍ったと思ったので仕掛けました。
まあ…ご想像で分かるかもですが、まっずい攻め方になっちゃいました(;´Д`)
この後の攻防です。
53☗同歩 54☖1六歩打 55☗同銀 56☖1五香 57☗同銀 58☖同角
59☗同香 60☖7三桂 61☗1八香打
61手目 先手☗1八香打まで
まず…攻めの駒が全く足りてませんでした~(´∀`*)ウフフ
ただ攻撃を仕掛けて引く…という事はしたくなかったので、もう強引にいっちゃいました。
結果銀を獲得する事は出来ましたが、大駒の角を失うという結果に( ノД`)シクシク…
相手の守りの要である銀を獲得出来たのは良かったのですが、序盤で角を失うのは多大なる損失です😞
もちろんこの後は終始相手のペースで進むことに……
厳しい局面が続きました。
107手目 先手☗1二馬まで
銀と金でちょこちょこと攻める私に対して痺れをきらしたのか、角で飛車を狙って来ました(゚д゚)!
次私は飛車を見捨てて3七成銀と打ちました。
と言うのも…この一手が詰めろの一手なんですよねぇ~
次☖2八銀か金での一手詰みです。
飛車という大駒を餌にして王様を狙う……まさに撒き餌の策じゃありませんか( `ー´)ノ
とは言え…以前にも触れましたが将棋の終盤戦の一手はホントに大事なので、一手間違うと頓死するという局面が続きます。
なのでこういった機会は結構あるかもですねぇ~
美味しい餌に飛びつかず冷静に、かつ全体的に局面を見る事が出来れば将棋の実力も上がっていくんだろうなぁ~( ..)φメモメモ
ちなみに今回は餌に食いついていただき勝利する事が出来ました。
美味しい話には裏がある……
何だか現実世界でもこういった事ありますよね💦
現実でも将棋でも冷静な判断力を養いたいものです(`・ω・´)ゞ
対局してくださった方ありがとうございました。
対局日➡2019年1月18日
将棋倶楽部24にて
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
⑬穴熊(あなぐま)
王様の囲いの一つで、王様を香車の位置まで移動させて囲う。
金と銀を使ってここまで囲うとホント守りが固くなります(゚д゚)!
多少の攻撃にはビクともしないので崩すのはすごく手数がかかってしまいます(・_・;)
ただ…ここまで組むのに非常に長い手数を要し、さらに組んでいる最中は非常にモロい状態になるのでそこを突かれると一気に勝敗が決まることも……😰
なので初心者にはちょっと難しい囲いかも知れません。私もあんまり組んだ事ないですねぇ…
使いこなせる日はくるんでしょうか……(;´∀`)
決戦は突然に
皆さんこんばんは!にこぽんです(・ω・)ノ
先日のNHK杯は見事羽生九段が優勝しました~👏おめでとうございます♪
私はちょっとお出かけをして見れなかったのですが、今年勝ち残ってきた棋士は羽生さんと同世代な方ばっかりだったみたいですね~
もうベテランと言われてもおかしくないのに、若手に負けず競い合う姿ってホントかっこいいです(^ω^)
まだまだ最前線での活躍が期待できそうですね✨
私も羽生さん達を見習って将棋強くなるゾ~( `ー´)ノ
と意気込みを見せたのはいいのですが…何だかまず~い将棋を指してしまいました(-_-;)
まあ…これが今の私の実力なので仕方ないのですが💧
どうも将棋のニュースやプロの指し手を見た後だと、自分も上手く指せるって錯覚に陥っちゃうんですよねぇ……
私だけなんでしょうかw
18手目 後手☖7二玉まで
私が後手番☖(上側)でいつも通り四間飛車に美濃囲いを組んでいましたが…ここで隙ができちゃいました(*´Д`)
もちろん相手はこの隙を見逃さず攻撃を仕掛けてきました‼
駒組段階で油断してたとは言え…周りの状況が見えてなかった自分が恥ずかしい(/ω\)
以下の指し手です。
19☗5三飛車成 20☖同金 21☗同角成 22☖6二金 23☗4二馬 24☖同馬
24手目 後手☖4二同角まで
やられましたねぇ…飛車を切ってこられた時は体が硬直しましたw
私の方が駒得みたいな感じですが…5筋を速攻で破られて全く自信がありませんでした(+_+)
将棋は駒組をする段階を序盤、駒同士がぶつかって戦いが始まるのが中盤、王様を寄せ合う戦いが終盤と大まかに分かれるのですが駒組する間もなく戦いが始まっちゃった(*'▽')
でも何とか相手の攻めを防ぎつつ、相手の防御が薄くなった所を突いて攻撃に転じました。
将棋と言うのは一手一手動かすごとに隙が出来てしまうみたいです。なのであまりにも勝負に差が開いている以外は劣勢でも逆転出来るチャンスはあります<(`^´)>
なのですが……
61手目 先手☗7六歩まで
せっかく来たチャンスを見逃すのも私の棋力の無さゆえ…😱
この局面詰みがあったみたいです。終盤力がある人は完全に詰み筋が読めなくても、感覚で詰みがあるかないかというのが分かるみたいです。
う~ん…まだその領域に達するのは遥か先みたいですね…(*´з`)
以下詰み筋です
62☖5八龍 63☗同金 64☖5九角打 65☗同金 66☖同馬 67☗7八玉 68☖7七銀打 69☗同桂 70☖6九馬 71☗8九玉 72☖7九馬 73☗9八玉 74☖8九銀打
74手目 後手☖8九銀打で詰み
13手詰めと長いようですが詰将棋と違い答えが一つではないので、感覚が優れていると指している内に詰み筋がある事がじわじわと分かってくるみたいですねぇ…
74手目 後手☖7八飛車打まで
とは言えいくら感覚が優れていても詰まないものはどうやっても詰まないです。
ですが詰まないと分かるとすぐにディフェンスにまわるのが強い人の特徴です💥
私みたいに無理な攻めをしてしまってあっけなく詰まされると言うのが悪い例ですよ~
(゚д゚)!
この後… ☗9七玉 ☖8八飛車成 ☗6五銀打
の見事な一手詰めでしたw
これに懲りずに精進します(`・ω・´)ゞ
対局してくださった方ありがとうございました。
対局日➡2019年3月16日
将棋ウォーズにて
※おまけ 将棋の戦法&囲い&用語集
⑫底歩(そこふ)
一番下段に歩を打ち防御する事。主に終盤戦での飛車の横効きを無くす為に使われる。
将棋は同じ縦筋に歩を2個打ってはダメ!というルールがあるので、既に歩がある場合は他の駒で歩の代役をするのだが、やはり取られた時のリスクが少ないのが歩のいい所。
だって…所詮歩ですから( ゚Д゚)
図の様に金の下に打つ底歩は
【金底の歩岩より堅し】
という格言があるほど防御力が高いみたいです。
う~ん…まるでメタルスライム級ですねぇ~(*'▽')